海外生活

【体験談】フィリピンのロックダウン前夜

2020年3月7日、この時はまさかフィリピンがロックダウン(首都封鎖)されるなんて思ってもいませんでした。ゴルフ中に関係会社の人が「大統領がロックダウンを検討している」って噂話をしていましたが、あまり信じていませんでした。フィリピンで見つかったCOVID19患者は日に10人以下で推移していましたからね。

それからWHOがパンデミック宣言してからは、目まぐるしく状況が変わって行きました。大統領が3/12の夜に会見でロックダウンを実施する宣言がでました。ただしその時はマニラ首都圏のみで会社は範囲から外れていました。そのため我々出向者はマニラから脱出し、会社付近のホテルで生活を始めようとしていました。その後15日の深夜に範囲がマニラだけでなく、会社の地域も含まれることに。会社は一時閉鎖することが急遽決まり、我々はマニラへ戻り待機することになりました。

それから2週間自宅待機でしたが、水や食料が全然入手できず本当に困りました。外出規制もかかっていて、外出するには証明書を持参していないと警察に捕まってしまう状況です。いつもは賑やかなマニラがゴーストタウンになったようでした。

その後、日本の本社より一時帰国命令が出て日本へ帰国することになりましたがあの時は、先行きが見えず不安で仕方がなかったことを記憶しています。